弱者に見られたほうが事が進みやすい
二宮尊徳は、次のような言葉を残している。この言葉を読めば、二宮尊徳は、ただ単にがり勉であったのではなく、社交術についても詳しかったことがわかるだろう。
相手が才能のない人ならば、あなたの才をはずしなさい。相手が無芸ならば芸をはずし、無学ならば学をはずしなさい。それが交際のコツで、そうしないと人間関係はうまくいきません。
私たちは、自分よりも優れた人を見ると、嫉妬の心がむくむくと湧きあがって、その人に意地悪をしたり、嫌がらせをしたくなるのだ。
カルフォルニア大学のリサ・アスピンウォール博士によれば、私たちは「自分より弱いヤツ」を見ると、無意識的に安心できるらしい。なぜなら、自分より下の人間なら、ヘンに気を遣ったりせずにすむらかだ。
「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術
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〆今日の名言
酒飲みは自分では節酒していると思っているように、 青年たちはみずからを利口だと思いがちだ。
* チェスター・フィールド